| 作曲 | ヨハン・ゼバスティアン・バッハ (1685-1750) |
|---|---|
| BWV番号 | BWV 853 |
| 調性 | 変ホ短調 (Eb minor) / 嬰ニ短調 (D# minor) |
| 構成 | プレリュード + フーガ |
| フーガ声部数 | 3声 |
| 難易度 | 上級(深遠な表現力と複雑な対位法) |
※フーガは一般的に嬰ニ短調(6つのシャープ)で記譜されることが多いが、原調は変ホ短調
4/4拍子 (3/2と解釈も可能)、40小節。非常にゆっくりとした、アリアのような曲。豊かな装飾音と、ため息のような動機が、深い悲しみと慰めを表現します。
全体として一つの大きなアーチを描く歌謡形式。 アルペジオによる分散和音と、その上を流れる旋律線。 フランス風の装飾音が随所に散りばめられ、高貴な感情を表出する。
3声のフーガ。87小節。平均律の中でも特に学術的・理論的な傑作として知られます。
主題の拡大 (Augmentation) や 反行 (Inversion) が駆使され、バッハの対位法技術の粋が尽くされています。
D# - E# - F# - A# - G# - F#... (D# minor表記) Eb - F - Gb - Bb - Ab - Gb... (Eb minor表記) 跳躍を含みながらも落ち着いた、思索的な主題。
3つの声部が静かに入ってくる。
様々な技法が繰り出される。
バスによる拡大形の荘厳な提示と共に、曲は閉じられる。