| 作曲 | ヨハン・ゼバスティアン・バッハ (1685-1750) |
|---|---|
| BWV番号 | BWV 851 |
| 調性 | ニ短調 (D minor) |
| 構成 | プレリュード + フーガ |
| フーガ声部数 | 3声 |
| 難易度 | 中級〜上級 |
4/4拍子、26小節。右手の3連符と左手の8分音符が絶えず続く、エチュード的な性格を持つ曲。半音階的なバスの動きが、不安や緊張感を醸し出します。
Section A (mm. 1-13) │ 主調 D minor から属調 A minor への進行
│ 減七の和音上のアルペジオによる緊張
Section B (mm. 14-26) │ G minor 等を経由して主調へ回帰
│ 半音階的バス(ラメントバスの変形)
│ オルガン的な終止
3声のフーガ。44小節。半音階的でねじれた主題を持ち、執拗に絡み合う対位法が特徴です。ニ短調特有の「厳格」で「頑固」な性格が表れています。
D - E - F - G - E - F - D - C#... 半音階的な動きと、跳躍を含んだ特徴的な旋律 調性が定まりにくい浮遊感
ソプラノ→アルト→バスの順で提示。対主題も半音階的。
反行形(主題の上下を逆にした形)や、ストレッタが頻繁に現れる。転調を繰り返し、不安感を煽る。
より一層複雑なストレッタを経て、最後はD majorのピカルディ終止で光が差すように終わる。