| 作曲 | ヨハン・ゼバスティアン・バッハ (1685-1750) |
|---|---|
| BWV番号 | BWV 850 |
| 調性 | ニ長調 (D major) |
| 構成 | プレリュード + フーガ |
| フーガ声部数 | 4声 |
| 難易度 | 中級〜上級(プレリュードの粒立ち、フーガの付点リズム) |
4/4拍子、35小節。一貫して走り続ける16分音符が特徴的な、トッカータ風の華麗な楽曲。ニ長調特有のトランペットのような輝かしさと、推進力に満ちています。
Section A (mm. 1-19) │ 主調での提示と属調への転調
│ 右手の無窮動的な動き
Section B (mm. 19-28) │ 展開的な中間部
│ B minor を経由し、緊張感を高める
Section A' (mm. 29-35) │ 主調への回帰と華やかなコーダ
│ オルガン的なペダルポイントによる終結
4声のフーガ。全27小節。ヘンデルを思わせる「フランス風序曲」のスタイルを取り入れた、堂々たる威厳のある曲です。プレリュードの流動性とは対照的に、付点リズムによる「タッカ・タッカ」という鋭いリズムが支配します。
D - B - C# - D - G - F# - E - D 32分音符を含む付点リズムが特徴 「タッカ」という鋭いモティーフの連続
バス→テノール→アルト→ソプラノの順で力強く主題が登場。
調性を変えながら付点リズムが応酬する。ストレッタ(密接な主題の重なり)が効果的に使われる。
主調に戻り、全声部が合流して壮大なクライマックスを築く。