| 作曲 | ヨハン・ゼバスティアン・バッハ (1685-1750) |
|---|---|
| BWV番号 | BWV 846 |
| 調性 | ハ長調 (C major) |
| 作曲年 | 1722年(ケーテン時代) |
| 構成 | プレリュード + フーガ |
| 難易度 | 初級〜中級(プレリュード)、中級(フーガ) |
バッハの全作品中、最も有名で親しまれている曲の一つ。全35小節から成り、一貫したアルペジオ(分散和音)パターンで構成される瞑想的な楽曲。
小節 1-4 │ 主調確立(C major) 小節 5-11 │ 属調方向への動き(G major 領域) 小節 12-19 │ 下属調領域・緊張の蓄積 小節 20-24 │ 属和音ペダル(G のオルガンポイント) 小節 25-32 │ 主調への回帰・トニックペダル 小節 33-35 │ 終結部(Coda)
m.1: C (I) → m.2: Dm7 (ii7) → m.3: G7 (V7) → m.4: C (I)
典型的な I - ii - V - I 進行。調性音楽の基礎となる進行です。
4声のフーガ。27小節という短さながら、緻密な対位法技術が凝縮された傑作。
C - D - E - F - D - E - C - G - C ド - レ - ミ - ファ - レ - ミ - ド - ソ - ド
主題がソプラノ→アルト→テノール→バスの順で提示される。
エピソードと主題断片による展開。A minor への転調。
ストレッタ的密集進行を経て主調で終結。
この曲集は平均律(Equal Temperament)の実用性を示すために作曲されました。
| 観点 | プレリュード | フーガ |
|---|---|---|
| 性格 | 瞑想的・即興的 | 知的・構築的 |
| テクスチャ | ホモフォニック | ポリフォニック |
| 形式 | 自由形式 | 厳格な対位法形式 |
このプレリュードは後にシャルル・グノー(1859年)により旋律が付加され、『アヴェ・マリア』として広く知られるようになりました。